日本水産(本社・東京都千代田区)の冷凍食品「ちゃんぽん」(希望小売価格350円、1食用382グラム)にハエのような小虫が混入していたことが12日、分かった。同社は届け出た消費者に謝罪したが、過去にも同様の例があり、保健所への届け出や回収などの措置は取っていないという。同社広報課は「細心の注意を払っているが、野菜を使っているので混入の可能性はあり、洗浄や目による選別
を強化して再発防止に努めたい」と話している。
広報課によると、7月17日に横浜市の女性が、購入した商品に体長4センチで羽の生えたハエのような黒い小虫が入っているのを見つけ、18日に同社へ届け出た。商品はめんとスープ、具材から成り、同社は混入の可能性があった具材を製造している山形県内の子会社に連絡し、品質管理担当者が12日間にわたり調査した。
その結果、複数の野菜を使った具材の製造工程のうち、野菜に付着していたと思われる小虫が洗浄過程で落ちず、目による選別
でも見逃された可能性が高いという。同社は今月8 日に報告書を持参して女性に説明し、謝罪したという。
「ちゃんぽん」はポリプロピレンのパッケージに入り、1980年代後半から製造を始めた同社の人気商品の一つ。全国で販売されており、具材は山形県内の子会社工場だけで製造されているという。
[毎日新聞8月13日]