2000年8月8日(火) 12時15分

<異物混入>ジュースにハエ キリンビバレッジ「公にしないで」(毎日新聞)

清涼飲料水メーカー「キリンビバレッジ」(東京都千代田区)製のトマトジュース缶 の中に、ハエが混入している製品があったことが7日、分かった。同社は購入した主婦(50)に対し「公にしないで」などと持ちかけていたという。同時期に製造した61万本について同社は8日から回収に乗り出すことを決めた。
ジュースは「キリン朝摘みまっ赤なトマト」。東京都練馬区の主婦が同区内のスーパーで7月23日に30本を購入し、数本を冷蔵庫に保管していた。先月29日に飲もうとしたところ、腐ったにおいがして、中にハエが入っていた。31日に保健所と同社に連絡した。 東京都石神井保健所で調べたところ、8月7日にハエは黒金バエの成虫とわかった。製造段階で混入したらしい。現在は細菌検査をしているという。
ハエの入っていたジュースは昨年9月に長野県内の関連会社工場で作られ、この日だけで計61万本が製造された。このうち主婦の買ったスーパーは、1800本を仕入れ、1050本はすでに販売されたという。
連絡を受けたキリンビバレッジ社の複数の幹部が31日から8月3日まで主婦を訪ねて謝罪し「公にしないでほしい」などと持ちかけたという。主婦は「大量 生産されたジュースなので、ほかにも被害が出る可能性がある。隠すのはおかしい」と話している。 キリンビバレッジはキリングループの飲料水部門の東証1部上場企業で、果 実飲料のほか、コーヒーや紅茶、炭酸飲料も製造している。

[毎日新聞8月8日]

 

 

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