箸 正しい持ち方で上手に使おう
(7/10)
あなたは正しく箸(はし)を使えていますか? 普段何げなく使っている箸だが、年齢によっては大人でも二、三割程度しか正しく使えていないという調査結果もあるほど、実は危うい。そこで、「正しい箸の持ち方」を考えてみた。 (渡部 穣)
横浜市内の三十代の夫婦は最近、子どもの箸の使い方をめぐって口論になった。四歳の長男がグーで握るようにして箸を持つ。「教えた方がいい。第一、大きくなったときみっともない」という妻に対し、夫は「ほっておいてもそのうちきちんとした持ち方になる」。熱くなっているうちに二人とも気づいた。「正しい持ち方って何だろう」
こういう親、実は多いのでは。育児雑誌でも、「箸の持ち方、どう教えたらいいの?」といったQ&Aをよく見掛ける。最近は、百貨店の食器売り場などで、正しい指の位置を矯正する「しつけ箸」なるものも売られているほどだ。
子どもだけではない。目白大学子ども学科の谷田貝公昭教授が一九九七年、男女計約二千七百人を対象に「正しい箸の持ち方」を調べたところ、二十六歳以上の大人でも五割を超える程度。それより若い世代では二割から三割。中指の使い方がおかしい人が目立ったという。
では「正しい持ち方」とは−。上の箸を親指と人さし指、中指の三本で鉛筆を持つように持ち、下の箸は親指の付け根と薬指で支える。動かすのは上の箸だけというのがポイントだ。
これは、和食材メーカーでつくる「和食普及研究会」でも推奨する持ち方だ。正しさの根