菓子に金属片混入、口をけがシャトレーゼが190万個自主回収へ
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菓子メーカーのシャトレーゼ(東八代郡中道町下曽根、斉藤寛社長)は七日、同社中道、豊富両工場で製造した「レーズンサンド」など二十六品目の焼き菓子の一部に金属片が混入し、菓子を食べた男性一人が口の中を切るけがをした、と発表した。同社は原料の無塩バターに金属片が混入していたことが原因として、百九十万個の自主回収を開始。八十四万個が全国で販売済みであることから、ホームページなどで消費者に返品を呼び掛けている。
同社によると、三月二十二と二十七日の二回、栃木と兵庫県の消費者から「いちごのパフェ」と「レーズンサンド」に針金状の金属片が混入していたと指摘があった。兵庫県の六十歳代の男性は、食べた際に金属片で口の中を切ったという。
金属片はステンレスで直径○・六ミリ、長さ約七−二十ミリ。工場の製造ラインに異常はなく、原料卸会社の「よつ葉乳業」(札幌市)から二日、同社に対し「金属片混入の可能性がある」としてバターの使用中止の申し入れがあり、購入した原料の無塩バターに混入していたことが判明した。同無塩バターはドイツのノルドミルヒ社製。ドイツで生産ラインのフィルターの一部が破損、混入したとみられている。
よつ葉乳業によると、バターは一−三月にシャトレーゼなど十数社に計約五十トンを卸したという。同社は「大半が飲料メーカーで商品に金属片が混入する可能性は低い。全出荷先に混入の可能性を通知した」としている。
回収対象は、一−三月に両工場で製造されたクッキーやチョコレートなど二十六品目、百九十万個。九州、沖縄などを除く全国三十三都道府県の五百四カ所の店舗と、OEM(相手先のブランドによる生産)供給している大阪市の通販会社「ギフコ」で販売した。三日から回収を始め、店舗や工場の在庫三万個は既に回収した。
商品の回収は、最寄りの店舗または本社への着払いによる発送で、三十日まで受け付ける。
同社は消費者の苦情を受けた三月二十二日から、自社の製造ラインを検査するなど調査をしたが、原因が特定できなかった。原因判明後の三日と六日に工場直売店に在庫の回収を指示。七日に一般に公表した。
県庁で会見した同社管理本部の内田博彦本部長は「原因究明を急ぐあまり、消費者の安全確保の面で対応に遅れがあった。大変申し訳ない」と陳謝した。
一方、県衛生薬務課は近く同社への立ち入り調査を行い、衛生管理や製造工程などについて説明を求める。
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